めげない子育て論

いろいろな壁を子どもと一緒に乗り越え 親子が共に成長する「共育」こそが大切!

幸せホルモン

私はボディ・ガードの仕事につく前は
13年に渡りスポーツ業界に携わっていました。
 
そのため
解剖学や運動生理学、栄養学
心理学などを勉強してきました。
 
また
子どもの運動能力をあげるための指導も行っていたため
 
身体のホルモンが
身体の成長や心の成長に
大きく影響を与えていることは知っていました。

 
成長期・思春期の子どもの体は目まぐるしく変化します。
 
小学生や中学生の成長に大きく影響するのが
ホルモンバランスの変化です。
 
 
小児期や思春期には、
それぞれの時期に活発に分泌されるホルモンがあります。
 
 
主に小児期に分泌されるのが「成長ホルモン」で
このホルモンは脳下垂体から血液中に分泌され
軟骨を形成して骨を作ります。
 
 
一方
思春期に主に分泌されるのは「性ホルモン」で
同じように脳下垂体から分泌され
男女それぞれの身体つきや生殖機能を作ります。
 
 
また
思春期には身体が急激に成長します。
 
いわゆる「心の脳」と呼ばれる
精神的な成熟に関わる脳の部分は未完成なため
物事を体系的に考えることができず
 
不安や怒りを十分にコントロールできないことも多いです。
 
 
そこに関係してくるのが、
セロトニン」と呼ばれている神経伝達物質です。
 
 
セロトニンの作用は身体と心を安定させ
安心・安全な気持ちを作り出す
「幸せホルモン」とも呼ばれています。
 
 
このため、セロトニンが十分に分泌されていると
精神的に安定しやすいことがわかっています。
 
 
生きるための脳から、考えるための脳を通り
心の脳まで、繋がっているため
すべての脳においても大事な働きをしています。
 
 
従って
セロトニン神経を育てることで、
生きるための脳、考えるための脳
心の脳の全ての働きが良くなることがわかっています。
 
 
セロトニンの分泌を活発にするには
以下のようなことが重要です。
 
 
朝日を浴びる・規則正しいリズムを作る・心が安定する場所を作る
運動をする・バランスの良い食事をとる
 
 
ようするに、
「よく食べて」「よく動いて」「よく寝る(早寝早起き)」は、
脳育に欠かせないということななります。
 
 
また、セロトニンは主に腸で作られることもわかってきました。
 
 
ですから
腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える「乳酸菌」を
摂取することもセロトニンの分泌を増やすのに役立ちます。
 
 
腸は「第二の脳」と呼ばれる独自の神経回路を持っていて
脳とも密接な関係があり
これを「腸脳相関」と呼ぶこともあります。
 
腸内環境を整えることは
心身の健康を保つために重要となります。
 
子育てポイント
「よく食べて」「よく動いて」「よく寝る(早寝早起き)」