めげない子育て論

いろいろな壁を子どもと一緒に乗り越え 親子が共に成長する「共育」こそが大切!

めげない子育て論の原点

私の仕事について

少しだけお話をさせて頂きます。

 

リスクコンサルタントや危機管理コンサルタント

呼ばれる仕事です。

 

私は主に「人的危機リスク」と呼ばれる

人を介して起こされるトラブルの対応を行ってきました。

 

理想は

トラブルの発生を予測して

事前対策をすることが良いのですが

多くはそうではありません。

 

多くは

崖っぷちに立たされった

逃げ場がない状態で依頼が入ってきます。

 

今まで

関わってきたトラブルの例を挙げると

 

ストーカー DV 拉致監禁 詐欺事件 金銭トラブル

反社対応 イジメ 和解交渉・・・etc

 

海外では

拉致未遂や誘拐事件の交渉にも関わってきました。

 

原因の多くは

価値観の違い 意見の相違 感情 思い違い 憎悪・・・

 

私の信念は

相手も同じ人間

 

人が関わり起きている以上

話し合いで解決できないことはない。

 

話し合いは

短時間で解決することもありますが

数日間かかる事もあります。

 

しかし

解決に至らなかった事は一度もありません。

 

解決する上で

テクニックは何かと聞かれることがありますが

 

テクニックなどはなく

認め合い、理解し、納得してもらうだけ。

 

数えたことはないですが

1000人近い人達と話し解決してきました。

 

相手が子どもであっても同じです

認め合い 理解し 納得してもらうこと。

 

子育てポイント

認め合い 理解し 納得してもらうこと。

 

父親の役割

全ての人は、生まれてから死ぬまで

必ず社会と関わりを持ちながら
生きていかなければなりません。

そのために
社会で上手く生きていくための、
社会性(躾)を身につけさせなけらばなりません。
 
これを教えることが父親の役目であることは先にも述べました。
 
具体的には
社会の一員になるためのルールと生き抜く術です。
 
このことを教える時に必要なのが、「厳しさ」「忍耐力」
そして・・・「強さ」です。
 
社会性(躾)を身に着けるためには
妥協があってはなりません。
 
しっかり身につくようにさせるためには、
忍耐も強くなければなりません。
 
そのためには
強制的に教えなければなりません。
 
だからこそ
父親は強くなければならないし
厳しくなければなりません。
 
従って
父親と子どもが友達のような関係にはなってはいけません。
加えて、父母と子ども対等にはなってはいけません。
 
親子と子どもが対等な関係になると
教育が上手くいかなくなります。
 
理由は、
 
「保護」が「干渉」になり、
 
「指導」が「助言」となり、
 
「命令」が「依頼」にしかならず、
 
すべての事について、強制ができなくなります。
 
 
父親は、子どもの年齢に応じて、
 
「男らしさ「「女らしさ」「善悪」
「公正」「秩序」「規律」
 
「良心」「信念」「信頼」「友情」「忍耐」
を教えます。
 
父親がしっかりしていなと
このどれも教えることができなくなります。
 
子育てポイント
父親は、強く厳しくなくてはならない。
 

真剣に子どもと遊ぶ

社会性を教えることが

父親の役割の中心であること。

 

実際の行動として

抱いてあげる あやしてあげる

お風呂に入れる 遊んであげる

いろいろありますね。

 

このうちで

社会性を教えることに繋がる

一番の行動は

 

「とにかく子どもと遊んであげること」

 

子どもの社会性は「遊び」で身につくので

徹底的に、真剣に遊んであげることです。

 

父親との遊びには

母親にはマネできない

 

少し危険な 乱暴な遊ことを子どもは求めます。

 

これは男の子も女の子も一緒です。

 

ワクワク ドキドキ ハラハラ

これは、本能的に求めるもので

 

大人になっても同じです。

 

父親が仰向けになり

足の裏に子どもをうつ伏せに乗せ

上げたり下げたり

 

子どもを上に高く放り投げ

落ちてくるのを受け止める。

 

遊びの種類は

子どもの年齢によっても違います。

 

私の子どもが好んでいた遊びは

 

少し高い場所に子どもを乗せ

私はその手前にいて

 

私をめがけて、子どもはジャンプし

子どもを受け止める。

 

子どもを後ろ向きに立たせて

後ろに倒れる

倒れた子どもを私がキャッチする

 

これらの遊びは

父と子の協力がなければ進行しない遊びであり

信頼関係が無いとできない遊びです。

 

子どもは12歳頃から

親や先生の言うことよりは

仲間や先輩の言うことに従うようになり

集団行動をとるようになるります。

 

父親が子どもと積極的に遊んであげるという心がけは、

子どもが12歳前後になるまで。

 

それまでは

父親は子どもと一緒に遊ぶことを

一番の楽しみにししなくてはなりません。

 

ここで気をつけなければならないことは

遊びであっても、躾や教育の一環でなので

父親は指導者としての立場であること。

 

友達のような関係になってはダメです。

 

子育てポイント

とにかく子どもと真剣に遊んであげること。

 

父親と母親の役割の違い

結婚はしなくてもいいから子どもがほしい・・・

そう願う女性はめずらしくありません。

 

しかし

男性にはほとんどいません。

 

というのは

母性愛は、女性のDNAにのみプログラミングされ

ホルモンの分泌により加速され

生物的に自然発生するため

 

その愛は、「無条件」「無制限」

 

一方

父性愛というものは

DNAにプログラミングされていないので

女性のように、自然発生することはありません。

 

父性愛は、「自分の子どもである」

ということを認識することから出発します。

 

すなわち、社会的、後天的に発生します。

 

そのため

その愛は、「無条件でも、無制限」でもありません。

 

しかし

生物学的ではなく、社会学的関係だからこそ

父親は子どもに「社会性」を教えることができます。

 

言い換えれば、このことこそが、

父親の「役割」の中心となすものとなります。

 

母親は、「愛」を与え

父親は、「希望」を与える

 

子育てポイント

母親は「愛」を与え 父親は「希望」を与える

一に抱っこ 二に抱っこ

私には

小学校2年生になる娘がいます。

 

今でも「抱っこ」を求めてきます。

 

もちろん、拒否はしません。

 

「抱っこ」は

子どもの精神的栄養剤です。

 

「抱っこ」は

こどもの安全地帯です。

 

「抱っこ」をすると

一体感が生まれ、安心感が生まれます。

 

「抱っこ」をすると

愛情の燃料タンクを満タンにします。

 

「抱っこ」をすると

歩み寄りができます。

 

「抱っこ」をすると

信頼関係が生まれます。

 

「抱っこ」をすると

絆が生まれます。

 

笑っても・・・「抱っこ」

泣いても・・・「抱っこ」

起こっても・・・「抱っこ」

 

一に・・・抱っこ

二・・・に抱っこ

 

「抱っこ」をすると

ほとんどの問題は解決できます。

 

抱っこをいつまでやったらいいか

いつまでできるか、

 

子どものほうが

 

もう

「抱っこしてくれなくてもいいよ」と言う時まで・・・

 

いつまで、でさせてくれるかな・・・

話し合うことの大切さ

子育てにおける確証バイアスから抜け出すためには

「こどものため」と思っていることが

 

単なる

「親のおしつけ」になっていることがあります。

 

ママは

子どもにはたくさん習い事をたくさんさせたい

 

一方で、パパは

習い事をさせると、友達と遊ぶ時間がなくなり可哀そう。

 

このように

夫婦間の子育方針の違いにより

議論になることはよくあります。

 

議論になったとしても、押し付けになっていないか

互いに、検討する機会になれば、違う考えを知ることで

バイアスに気づう機会にもなります。

 

議論をすれば、

子どもも、自分のために

両親が話し合ってくれていると感じることでしょう。

 

しかし、最悪なのは、

議論ではなく、言い争いなり、別の方針で子どもに向かい

 

それぞれが、「パパ(ママ)があのように言っているけど

パパ(ママ)はこう思う」と

 

こっそりと子どもに言うこと。

 

子どもは混乱し

「パパに見せる顔」

「ママに見せる顔」と使い分けるようになることで、

 

このことが、

「家庭で見せる顔」

「学校で見せる顔」が違うに繋がって行きます。

 

価値観の相違は誰にでもあり

子育ての方針が違うことなんて不思議ではありません。

むしろ、それが普通の家庭です。

 

だから、議論が必要なのです。

 

例え、一致しなくても、

たくさん話し合い

お互いの考えを知り

 

自分と違う考えも理解すように

努力をすることが大切です。

 

子育てポイント

親の押し付けにならない。

自分の頭で考える

私は、世の中で「正しい」ことなど

何一つ無いと思っております。

 

例をあげると「戦争」です。

 

戦争はお互いに正しい(正義)と思って戦っています。

 

正しいと思うからこそ、間違いが起きるわけです。

 

子育ても同じだと思います。

正しい子育てはありません。

 

正しいと思えば必ず間違いは起きます。

 

自分が正しいと思うことを支持する情報に目が行き、

否定するような情報は無視をする。

 

そして

自分に都合のいい情報ばかりを無意識に集めてしまう

 

確証バイアス」です。

 

情報があまりにも多すぎると

この確証バイアス というものが働きます。

 

確証バイアス とは

自分に都合のいい情報ばかりを

無意識に集めてしまうこと。

 

そのため

自分が正しいと思うことを支持する情報に目が行き

否定するような情報は無視します。

 

その結果

思い込みが強固になり

かたよった判断をするようになるというものです。

 

確証バイアス は

あらゆる情報を入手するときに起こりますが

 

特に子育てに関しては

確証バイアスが働きがちになります。

 

確証バイアス により

一度決めた子育ての方針を

なかなか修正することが難しくなります。

 

更に

確証バイアスが働くことで

「これがベストだ」と言う確信を持ってしまうことで

他の情報が入ってこなくなり

 

結果として

子どもが出す「SOS」にも気づかなくなります。

 

子どもが出す「SOS」は決して大きくはなく

目に見えずらいものなので

 

確証バイアスが働き固定概念が強すぎると

子どもの小さな変化やその意味を理解できなくなります。

 

「うちにはうちの方針がある」

「これは躾だから口出しはしないで下さい」

 

周囲の人が口を出すと

「余計なお世話」となどと言われ

簡単に介入できるものではないです。

 

もちろん

今の子育ての方針で上手く行くこともありますが

 

ただ

確証バイアスは誰にでも働きやすいこと。

 

特に

自分の頭で考えることはなく

物事を簡単に鵜呑みしてしまう人は要注意です。